首(頸椎)には体の各部分をコントロールするための神経が集まっています。むち打ち症には、筋肉や靭帯の損傷、頸椎の変形やゆがみによる神経の圧迫、頸椎動脈の血流低下の他、脊髄が傷つくなどのダメージがあり、症状も首の痛みだけにとどまりません。たとえば、頸椎のほんの少しのズレやゆがみなどが、体のいろいろな場所に痛みやしびれといった症状を引き起こします。
骨の異常がレントゲンなどで判別できない場合、病院では痛みを緩和するのみで、根本的な治療ができません。病院で何時間も待って、数分のヒアリングと流れ作業のような電気療法を受けているだけでは完治が難しいもの———それが「むち打ち症」なのです。